

これまでの清掃は洗剤と水で行っていましたが、ドライクリーニングは溶剤のみで清掃します。
衣服のドライクリーニングと同じです。
衣服と違うのは汚れの質と量が違うので、溶剤と機材の開発が必要でした。


開発課題
エスカレーターのドライクリーニングを実現すためには、すすぎを必要としない洗浄剤と、
液状化された汚れの除去が可能なクリーナーの開発が課題でした。
溶剤
ESW-FK-5
チエンオイルを分解して粘度を下げてサラサラにする溶剤で、臭いはほとんどしません。ライザーのスラッジ除去と踏板のスラッジ除去の時使用します。
ESW-ALP-50
親油基と親水基を持つ溶剤で、成分が空気中に蒸発する為、残留物が無く濯ぎを必要としないものです。ライザー及び踏板の仕上げ清掃時に使用します。
機材
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ライザー用ノズル RZ-280
ESW-ALP50を噴霧しバキュームクリーナーで吸い取るノズルで、ブラシによりライザー溝の密閉する構造なのでどの機種にも合います。作業幅280㎜
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踏板用ノズル F-350
ESW-ALP50を噴霧しバキュームクリーナーで吸い取るノズルで、ブラシにより踏板溝部の密閉をする構造なのでどの機種にも合います。作業幅350㎜
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上記の工法の他、踏み段を取り外しての手作業、踏み段を取り付けたままの手作業の方式もありますが、労務費が多くなり、同じ品質で比較すると時間と費用が格段に掛かります。
1機の溝(ライザー、踏板)の長さは3,960m((0.2m+0.4m)×110本×60段)になり、1回拭けば完成とはならないので、10㎞以上の溝を人間の手で清掃することになります。
会社名 | 株式会社善管 |
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所在地 | 〒729-6615 広島県三次市三和町上板木10056-2 Google map |
TEL | 0824-52-3128 |
FAX | 0824-52-3129 |
代表 | 小林 栄次 |
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業務内容 | ビルの管理・メンテナンス・清掃機器の製造販売 |
ホームページ | https://www.zenkan.co.jp/ |
善管エスカレーター清掃の歴史
株式会社善管ではそれまで当たり前だったエスカレーターの踏段を本体からすべて取外し、移動させ高圧洗浄するという清掃方法から、踏段を設置したまま施工できる温水高圧洗浄装置と、踏段の塗装を傷めずにスラッジ状汚れを分解する洗剤を開発することで、エスカレーター清掃における作業時間と費用の大幅な削減を実現しました。この「エスカレーターにおける踏段の清掃方法」は工法特許*1を取得し、従来工法に比べ作業効率を飛躍的に向上させたことが認められ、「サービス産業の生産性の向上」という大学*2の発表にも採用されています。
*1 工法特許 第3084438号(2000年取得)
*2 近畿大学工学部情報システム工学科 次世代基盤技術研究所サービス工学センター 谷崎教授(博士)